MI治療を行っています
MI治療の特徴、メリット
MI治療とは、Minimal Interventionの略で、直訳すると『最小限の浸襲』。
歯の治療において、歯質や歯髄への犠牲を最小限に抑え、本当に悪くなったところだけを削除して修復する治療法です。
現在歯科界では、2000年『国際歯科連盟』によって提唱された『M.I.』の治療法が大きく浸透してきています。
出来るだけ歯を削らず、出来るだけ神経を取らず、出来るだけ歯を残して、歯の寿命を長くすることをコンセプトとしています。
当院ではMI治療の一つとして、比較的小さな虫歯の削る量を最小限に抑えて治療跡を詰めたり、前歯の隙間・欠けた部分をきれいに修復する「ダイレクトボンディング」という治療を行っています。
ダイレクトボンディングは、型取りが不要で、レジン(樹脂)にセラミックの粒子を混ぜ込んだハイブリッドセラミックと呼ばれるペーストを歯に盛ります。
尚、保険診療の白い詰め物に使用するレジンはプラスチックを主成分としており、耐久性の問題により奥歯に関しては、詰める範囲によっては金属の詰め物となります。
ダイレクトボンディングのこだわり
当院のダイレクトボンディングは、残っている歯質に色を合わせたり、奥歯の噛み合う面のデコボコ感を作ったり、自然なステイン付けをしたりと手間暇をかけるので、天然歯に近い仕上がりになります。
ダイレクトボンディングで使用するレジンペーストには様々なメーカーの材料を取り揃え、使い分けています。
ダイレクトボンディングの料金と適応範囲
ダイレクトボンディングの料金は、詰める範囲や使用する材料、量、かかる時間などによって異なります。
¥33,000~¥55,000(税別)です。
詳しくは診断後、コンサルテーション時にご説明いたします。
当院でのその他MI治療
う蝕検知液、拡大鏡、マイクロスコープ等を使用し削る量を最小限に抑えます。
メインテナンス
初期う蝕(CO)の段階であれば、定期的に経過観察としてメインテナンスで状態をみていきます。
PMTC
バイオフィルムを除去し、ハイドロキシアパタイト配合のペーストを使用して歯の再石灰化を促します。
フッ素
フッ素塗布や、フッ素入り歯磨剤などで歯の質を強く、虫歯の予防をします。
MTAセメントの活用
通常であれば、神経近くまで虫歯を除去する場合、神経を取り除く処置を行いますが、当院では、「MTAセメント」という神経組織再生に効果のある薬を用いて、可能な限り神経を残す努力をしています。
(※虫歯の状態によっては対応できない場合もございます。)