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インプラント

歯を失うということ

歯を失うこと。それはとてもショックな出来事です。
また、歯の大切さは失って初めて身に染みて感じられます。
「若い頃にもっと歯を大事にしておけば良かった」と後悔する方が少なくありません。

国内の歯科疾患実態調査(平成28年)によると、40代後半に1本程度の歯を失い始め、50代後半ともなると、平均で4本程度を失っていることがわかります。

日本人の歯の寿命

この図より、「下顎大臼歯⇒上顎大臼歯⇒上下顎小臼歯⇒上顎前歯⇒下顎前歯」の順に失っていく歯の損失パターンがみえてきます。

永久歯の抜歯原因調査また、8020財団による『永久歯の抜歯原因調査』(2005年)によると、歯を失う原因の割合では歯周病が1位となっていますが、破折歯の多くは神経のない歯や被せ物をしている歯であることから、う蝕が由来していることになるので、歯周病とう蝕はほぼ同じ割合と考えられます。

第1位:歯周病
第2位:むし歯
第3位:歯の破折

歯を失って長期間放置しておくと、下記のような様々な影響が出てくる場合がございます。


機能面での影響
  1. 抜けた歯とかみ合っていた歯が伸びて出てくる(対合歯の挺出)

    失った歯の対合歯(かみ合わせの反対側の歯)は、かみ
    合う歯がないので、徐々に伸びてしまいます。

  2. 抜けた歯の両隣の歯が動いて傾いてくる(隣接歯の傾斜)

    機能面での影響両隣の歯が、歯がない方向に徐々に傾いてきます。
    長期間そのままにしていると、さらに隣の歯も同じように傾いていきます。


  3. 咬み合わせが狂ってくる(咬合の不調和・顎偏位症)

    対合歯の挺出や隣接歯の傾斜により歯間の隙間が広がるので、プラークがたまり虫歯や歯周病ができやすい口内環境になります。
    失った歯の周辺の残存歯が移動することにより、咬合(咬み合わせ)がずれてきます。

    また、失った本数が多い場合にはうまく噛めないので、もう片方の歯でばかり噛み(偏側咀嚼・片噛み)、咬みみ合わせのバランスが崩れていきます。
    咬み合わせのずれは、顎関節症の原因となります。
    【顎関節症の主な症状】
    肩こり、頭痛、顎の関節の痛み、関節音(口を開閉するときに音がなる)

審美面での影響
  1. 見た目が悪くなる(美観を損なう)

    審美面での影響 歯の美しさは知的な印象を与えます。
    歯列の一部欠損(歯抜け)は、人前で笑顔を見せることが億劫でコンプレックスとなり、コミュニケーションを阻害することがあります。
    人前で口を開けたり、笑顔を見せることに抵抗感を与え、表情が暗くなりがちです。

  2. 歯ぐきの位置が下がってくる(歯肉の退縮)

    歯を失うと、歯肉が小さくなってしまいます。
    「歯茎がやせる」とも一般的に言われますが、実は歯肉の中にある骨の量が少なくなるためにそれにあわせて歯肉が小さくなったように見えるのです。歯肉の退縮は、歯周病(歯槽膿漏・歯肉炎)の進行でも起こります。

  3. 顔の輪郭が変化してくる(顔貌の変化)

    生活面での影響奥歯を失うと頬のラインや顎のラインが内側に寄ります。
    また、歯を失って時間がたつと歯肉がやせるので、さらに頬がこけて見えたり、顎がたるんで見えたりします。 また、前歯の場合は口元にシワが寄りやすくなります。


生活面での影響
  1. ちゃんと噛めない事で胃腸に負担がかかる(咀嚼障害による胃腸への負担)

    うまく噛み切れない・噛み砕けないといった状態が続くと、消化しにくい状態で食物が胃腸に送られることになり、胃や腸への負担が増加します。
    また、咀嚼が十分でないと唾液の分泌が不足するので、消化の妨げになります。
    その他、唾液は口の中をきれいにする自浄作用があります。唾液の不足は口臭の原因ともなります。

  2. うまく発音ができなくなる(発音障害)

    歯がない部分から息が漏れ、発音が不明瞭になります。
    聞き取りにくい話し方になるのを気にして、人と話すことに消極的になってしまいます。

  3. 脳への刺激減少

    口の中は非常に多くの神経が通っている繊細な器官です。
    味覚・触覚・嗅覚が発達した部分なので、歯を失ったことによる咀嚼などの変化が、脳への刺激減少となります。
    「よく噛むこと」は脳の老化防止・認知症予防へとつながります。

欠損修復の種類

インプラント

インプラントの仕組み失った歯の根の代わりに、人工歯根(インプラント体)を顎の骨の中に埋め込み、その上に人工歯を被せる方法。
時間が経つと、人工歯根と顎の骨が自然と結合してガッチリ固定されるので、ご自身の歯と同程度に噛む力や食感が回復します。

インプラント埋入の流れ

義歯

人工歯に床という歯茎の土手に乗っかる部分をつけ、残っている歯に部品を引っ掛けて固定します。
クラスプと呼ばれる針金のような羽を引っ掛けるタイプや、磁石で固定するタイプ(自由診療)、インプラントで固定するタイプ(自由診療)、ノンクラスプデンチャーというクラスプがないタイプ(自由診療)など様々な種類があります。
使用するには慣れが必要で、インプラントやブリッジほどは噛む力は戻りませんが、取り外しができます。 場合によっては、部分義歯を試した後、他の選択肢に変えることもできるので、治療方法を迷われている際に、ひとまず部分義歯でという判断もあります。
ただし、義歯を作っても使わずにいると、空いたスペースに隣の歯が倒れてくるので、慣れる努力をして毎日使いましょう。

ブリッジ

歯を失った部分にダミーの歯を入れるための連結型の被せ物。両隣の歯を橋(ブリッジ)の橋脚のように支えとして使い、被せ物を両隣の歯に被せて固定する。 固定式ですが、支えになる両隣の歯を削って被せ物を被せなければなりません。

インプラントをおすすめする理由

ブリッジや部分義歯が、残った歯に支えられないと機能しませんが、インプラントは人工歯でありながら、天然歯のように自立するので、周囲の歯に負担をかけないことが最大の特徴です。 ただし、人工歯なので虫歯にはなりませんが、インプラント周りにプラーク(最近の塊、歯垢)がたまると炎症が起き、インプラント歯周炎になりかねません。 特に、歯を失った原因が歯周病だった方は、もともと歯周病にリスクが高いので、セルフケアはもちろん、定期的に歯科医院でプロによるメインテナンスを受け、しっかり予防が必要になります。

メリットデメリット

当院では、全体的な咬み合わせの状態や、残っている歯の状態などから、治療法をご提案させていただきます。

他院で「インプラントはできません」と言われた方へ
(骨がない方)

インプラント療法を適切に行うには、インプラント体を埋入するための顎の骨が必要になります。少なくとも骨の幅で約6mm、高さで少なくとも10mm程が必要になりますが、骨の量が十分でなく、インプラント治療ができないと言われる患者さんも多くおられます。
顎の骨が薄い、足りないと言われた場合でも諦めないでください。 当院では緻密な診査・診断・技術のもと、骨を誘導したり、骨移植を行ったり、サイナスリフトやソケットリフトなどで上顎洞といわれる空洞に骨を作ったり、既存骨の上や周囲に新しい骨を増やしたり、作ったりする骨造成治療法にも対応いたします。 まずはご相談ください。

骨造成治療法の種類 ※通常のインプラント料金より費用が別途かかります。

GBR法(骨再生誘導法)

GBR(Guided bone regeneration)とは、骨が失われた部位に人工骨(ハイドロキシアパタイトやB-TCPなどのリン酸カルシウム系の材料)や自家骨(自分の骨)を移植したり、メンブレンという人口膜やチタンメッシュ等を用い骨増生のためのスペースを確保し、骨の再生を図る治療のことです。 インプラントを埋入する手術の前に必要な骨を作ってしまう場合と、手術の時に同時に行われることがあります。
抜歯してすぐに行うインプラント(抜歯即時埋入法)でも、この治療法を応用することがあります。

サイナスリフト(上顎洞拳上術)

上顎の骨の上には、上顎洞(じょうがくどう)と呼ばれる空洞があります。上の奥歯がなくなると時間とともにこの空洞が拡大し、歯槽骨も吸収するので、上顎においては歯槽骨側と上顎洞側から骨吸収が進行することも少なくありません。
そのため、上の奥歯にインプラント体を埋入する時に、必要な量の骨が確保できない事があります。 この場合にインプラント体を埋入する骨を確保するために、サイナスリフトという方法があります。上顎洞粘膜(シュナイダー膜)を上顎洞から剥離して挙上し、その挙上によってできたスペースに人工骨や他部位から採取した自家骨を移植する事により上顎洞底に骨を作り、インプラント埋入手術に必要な骨の厚みを獲得する方法です。

ソケットリフト(上顎洞底拳上術)

インプラント体を埋入するときに上顎の奥の骨が薄い場合、上顎の骨を少しだけ残してその骨ごと上顎洞を覆っている粘膜(シュナイダー膜)を持ち上げ、そこに骨を増やしてインプラントを同時に埋め込む方法です。

ディストラクション(仮骨延長法)

インプラントを埋め込むことができる骨の高さ(垂直的な骨の高さ)がない場合に行う治療方法です。
インプラント体を埋め込むためには、骨の高さが少なくとも10㎜程度必要となります。 吸収された歯槽骨の高さを揃えるために専用の器具を使って、骨を垂直に動かし、歯槽骨に埋め込んだ後、徐々に全長を延ばし、望まれる高さまで歯槽骨を移動させます。

スプリットクレスト(歯槽堤分割術)

骨の高さは十分ですが、水平的な骨の幅が不足している際の治療法として、スプリットクレストがあります。
インプラント体を埋め込むためには、最低6mm程度の骨の幅が必要です。 そこで、骨の頂上部にクサビのような形の特殊な器具を挿入し、二分割して骨を広げ、その隙間にインプラントを埋め込む方法です。インプラントと骨とのスペースには、骨補填剤(自家骨や人工骨)で満たし、骨を再生させます。

ボーングラフト(自家骨移植)

ご自身の骨である自家骨は、骨形成能、骨誘導能、骨伝導能という3つの能力を持っています。ボーングラフトは、そのご自身の骨を採取し移植して骨を造る治療です。
自家骨の主な採取部位は、下顎枝という下顎の親知らずの付近と、オトガイ部という下の前歯の下方です。骨隆起という骨の突出部がある場合は、そこからも採取可能です。

骨補填剤

現在、治癒期間が短縮できる新しい骨補填材に注目が集まっています。
ハイドロキシアパタイト製の人工の骨である新骨補填材は、多数の気孔同士が連通部(気孔と気孔が接触している部分)でお互いにつながっているのが特徴で、実際に顎の骨が骨補填材の深部にまで迅速に入り込むことができるので、他の治療と比較しても骨の結合が早く、骨の形成を強力に促進する役割を果たします。ヒトへの親和性に優れ、加工しやすく、強度もあるこの骨補填材を使用した、骨再生のための治療は、これからより身近な治療法のひとつとなることが期待されます。

インプラントメーカー

●カルシテック

カルシテックインプラントはアメリカのカルシテック社が製造している、HAコーティングのインプラントです。
HAとは骨や歯の成分である「ハイドロキシアパタイト」の略で、インプラントの表面をHAでコーティングすることによって、インプラントと骨の結合「オッセオインテグレーション」を促進しようというのが、HAコーティングの狙いです。

●ストローマン(ITI)

ストローマンは精密機械産業が盛んなスイスのバーゼルに本社があり、現在では世界70か国以上に歯科用インプラント関連製品を提供しているグローバル企業です。
ストローマンインプラントは、埋入後の5年、10年という長期にわたる安定性が多くの研究により報告されています。 世界で500万人以上の患者さんがストローマンインプラントによる治療を受け、世界のインプラント市場でナンバー1のシェアを持つインプラントメーカーです。

●ノーベルバイオケア

1965年にペル・イングヴァール・ブローネマルク博士が世界で初めて発見したオッセオインテグレーション に由来するブローネマルクインプラントを販売している一番歴史のある会社です。その他さまざまなタイプのインプラントシステムがあります。

インプラント保守について

当院ではインプラント本体(人工歯根部)の基本保守期間は10年、上部構造(被せ物)の基本保守期間は5年としております。
ただし、お口の環境やお手入れ状況などによって維持状態が異なるため、保守に関しては当院の定期的なメインテナンスをお受けいただきます。 定期的なメインテナンスをお受けいただけない場合、保守の対象外となることがありますのでご了承ください。

ご質問などございましたら、お気軽にお尋ねください。

歯科用CTについて

歯科用CT当院は歯科用CTを導入しております。
従来のレントゲンでは平面単位での情報しか得られませんでしたが、CTでは、見えなかった顎の骨の立体的な形態や骨の密度などを3次元的に撮影できます。

また、当院が導入しているCT装置はデジタルテクノロジーを駆使し、より少ないX線照射線量での撮影が可能です。(通常の診断や治療のために必要なX線検査は人体に対して影響は非常に少ないです。)
正確な診断と安全確実な治療のために歯を支えている周りの骨の状態を知ることは大切なことですし、治療を行う前だけでなく、治療後の状態を確認するために撮影することもございます。 CTは、インプラント治療だけでなく、以下のような場面でも有効活用します。

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