医院コラム
歯周病と歯槽膿漏の違いは何?
こんにちは☺︎とくだ歯科医院です。
時々「歯槽膿漏っぽいです」と言われることがあります。
歯周病と歯槽膿漏の違いは何だと思いますか??
そもそも歯周病は、歯を支える組織(歯周組織)が歯垢(プラーク)に含まれる歯周病菌に感染することによって引き起こされる慢性の炎症性疾患です。
歯周病には炎症が起こる範囲によって段階(進行度)があります。
歯茎に炎症を起こしている状態を「歯肉炎」といい、歯茎の腫れ、出血、痛みなどの症状が現れます。
歯茎だけでなく歯を支える骨(歯槽骨)にまで炎症が起こり、組織の破壊が生じている状態を「歯周炎」といい、歯茎が腫れ、出血や膿が出たり、口臭がしたり、歯がグラグラしてきたりすることもあります。
歯槽膿漏は簡単に言うと、ひどい歯周炎の呼称で、歯周病の一つの進行状況を表す言葉です。
歯周炎は進行状況によって、軽度・中等度・重度に分けられます。歯槽膿漏は中等度~重度の歯周炎の状態を指します。
日本人の約8割が歯周病と言われており、年齢に関係なく若くても歯周病になることもあります。
歯周病は、自覚症状が出にくいので気がついた時には進行していることが多いです。
歯槽骨が完全に破壊されてしまった後では元に戻すことは難しいため、症状が軽いうちに気づき、いかに悪化させないようにするかが大切です!
『なんか違和感があるな⁉︎」と思われたら、ご相談ください😊