医院コラム
タバコと歯周病
こんにちは☺︎とくだ歯科医院です。
身体に悪いと分かっていても、タバコをなかなかやめられない方もいらっしゃるのではないでしょうか🤔
喫煙は歯周病のリスク要因の1つです。
歯周病は、歯茎や歯を支えている骨など歯周組織の炎症や感染症であり、歯を失う原因の1つとなります。
喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病にかかりやすく、悪化しやすいことがわかっています。
タバコに含まれる有害物質は、お口の中の粘膜や歯茎から吸収され、血管を収縮し、歯茎の血行を悪化させます。
血液循環が悪化して歯茎に十分な酸素が行き渡らなくなると、歯周ポケットの中で歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすくなり、歯周病の進行を促進させます。
🚬たばこの三大有害物質🚬
●ニコチン
依存症にさせる作用があります。血管を収縮させ、血液の流れを悪くする作用もあり、動脈硬化を促進させます。
●タール
たばこのヤニの成分。発がん性物質や発がんを促進する物質が数十種類以上含まれています。
●一酸化炭素
酸素を運ぶ機能を阻害し、酸素不足を引き起こします。動脈硬化を促進させます。
また、喫煙は、歯茎に必要な栄養素や酸素の供給を阻害するため、歯茎の健康に悪影響を与えることがあります。例えば、ビタミンCを壊してしまうことによって、歯茎を作っているコラーゲンが正常に生成されなくなる可能性があります。コラーゲンが不足すると、歯茎の老化が早まってしまいます。
さらに、喫煙は体を守ってくれる免疫機能も低下させ、お口の中の細菌に対する防御力を弱めるため、歯周病の進行を促進することがあります。
歯周病を予防するためには、喫煙を避け、適切な口腔衛生を保つことが重要です🚭